ビジネスを行う上でお客様の分析は非常に大切なものとなります。自社と取引しているお客様はどのような方がいるかを理解・把握し、その特性に合わせてマーケティング戦略を立てていくことが求められます。

しかし、お客様の分析と言っても、その情報は名前や年齢などの基本的な属性から購買履歴に至るまで多岐にわたり、まさにビッグデータの範疇に入ります。これらの膨大なデータを人間の目で見て把握することは、基本的な統計手法だけでは難しいでしょう。

こうした課題に対処するために有効な手段が「クラスター分析」です。
クラスター分析とは簡単言ってしまえば、似ているお客様をグルーピングしていく分析手法です。お客様の消費行動や心理などは一人ひとり異なっていても、たくさんお客様がいればその中に似ているお客様が出てくるでしょう。それをデータから機械的にグループ化することができるのがクラスター分析です。

お客様グループが把握できれば、購買傾向や興味に基づいたピンポイントなプロモーションやコンテンツの提供など、ターゲットにあった施策を届けることが可能となるでしょう。

本講座では、クラスター分析の基本的な考え方からR言語を使った実装までを学びます。
Rとはプログラミング言語の一種です。初心者の方はプログラミングと聞くと難しそうと思われるかもしれませんが、ご安心ください。基本的にはコードをコピペで動かしていくことになりますので、Rを触ったことがない方でも問題なく分析をすることができます。

お客様データの扱い方にお悩みを抱えている方必見の講座です。

・クラスター分析の概要と目的
・クラスター分析をマーケティングに活用する方法
・R言語による実践

・顧客分析を学びたい方
　→マーケティングにかかわる方で、業務に活用したい方
・ビッグデータの分析方法を学びたい方
・プログラミング初学者で、R言語によるデータ分析に興味がある方